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zoom RSS 住宅価格のアカウンタビリティー(根拠の説明性)

<<   作成日時 : 2007/03/07 07:08   >>

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住宅価格表示に関しての消費者(住宅購入者)の不満に応えて、より詳細な見積書を提出しなければならないと考えている工務店もある。「価格の見える家づくり」と名づけ、利益まで含めすべてオープンにしようとしているところもある。
その一方で住宅メーカーは、見積書といっても本体標準価格いくらで、工事別の内訳書など示されていない。内訳があるのは標準仕様にない追加工事についてのみである。うちは建設業ではなくメーカーなのだ、あなた自動車やテレビを買うのに、そんな見積書を要求しますか、それと同じなんですということになってしまう。
たしかに多くの工務店やビルダーで用いられている見積書の書式は、建設業で用いられているものを、住宅用にアレンジしたものである。何10ページにもなる詳細な見積書を見てそれぞれの数量が正確で、単価も適正であるかどうかを判断するのは、プロでも大変な手間がかかるし、素人が見てわかるものではない。
せいぜいわかるのは、エアコンや照明器具、フローリングやクロスなど家電量販店やホームセンターに売っているものである。しかしこうしたものの単価が、量販店の価格に比べかなり高くなっており、エアコンがこんなに高いのなら、他のものも同様に高いのではないかと疑われてしまう。
なぜ高いのか説明すればわかってくれるはずであるが、そんな説明をするのは面倒だからと、量販店に売っているようなものは、引き渡し後お客さんが購入するようにと、工事から外しているところも少なくない。
いっぽうより明細な見積書で、価格のアカウンタビリティー(根拠の説明性)を高めたいというところでは、とくに個々の工事での材と工を分けて表示ということになってくる。確かに住宅メーカーや工務店が、外注先の見積書をチェックする際には、材料費と労務費、経費というように分かれていれば、実際の材料歩掛り、労務の歩掛りをもとに高いか安いかはわかる。
こうした事情は顧客にとっても同じであるが、だからといって材料の数量、職人の労働時間と賃金、経費、利益などすべてをオープンにできるのだろうか。とくに職人の労働時間と賃金、および経費については、個々の現場ごとには誰も正確に把握できていないのが現状である。やってみなければわからないというのが現状で、どんなに頑張って予測しても10%程度の曖昧さは残ってしまう。
はたして価格のアカウンタビリティー(根拠の説明性)といっても、こうした曖昧性を残してまでオープンにする必要があるのだろうか。

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